投稿者:虹と創価家族   投稿日:2015年 3月20日(金)07時14分31秒     通報
池田大作全集3巻【対談】二十一世紀への対話 P.369~370

自衛権と憲法9条に関して

名誉会長:
自衛権は、対外的には、いうまでもなく、他国の急迫不正の侵略に対して、国家の自存を守る権利です。
それは、対内的には、そして根本的には、国民の生きる権利を守るという考え方に根ざしています。
すなわち、個人の生命自体を守るという、自然法的な絶対権の社会的なあらわれが国の自衛権というものであると思います。
であるならば、その自衛権をもって他国の民衆の生命を侵すことができないのは、自明の理です。
ここに自衛権の行使ということの本質があります。(中略)

私はこの立場から、戦力の一切を放棄し、安全と生存の保持を、平和を愛する諸国民の公正と信義に託した、
日本国憲法の精神に心から誇りをもち、それを守り抜きたいと思うものです。
そして、それを実あらしめるための戦いが我々の思想運動であると自覚しております。

トインビー博士:
もし日本がその現行憲法の第九条を破棄するとしたら―いや、さらによくないことは、
破棄せずにこれに違反するとしたら―それは日本にとって破局的ともいうべき失敗になるでしょう。
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聖教記事の結びに、
「激動の世界の闇を破り、未来を開く〝精神の遺産″ともいうべき同書は、時とともに、さらなる光彩を放っていくに違いない。」とある。

政治を監視する基軸は、トインビー対談にある。
先生の思想を深く知り、行動することが必ず平和につながってゆく。

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