投稿者:信濃町の人びと  投稿日:2015年 1月19日(月)10時42分45秒    通報
第五十八回本部幹部会、全国壮年部幹部会、第三回九州総会
ルネサンスの巨人レオナルド・ダ・ヴインチは述べている。
「純金は火によって精錬される」(『レオナルド・ダ・ヴインチの手記』上、杉浦明平訳、岩波文庫)

「大なる苦悩なくしては、如何なる完成せる才能もあり得ない」(『レオナルド・ダ・ヴインチ』藤田赤二訳、『ヤスパース選集』4所収、思想社)

苦悩なくしては、立派な才能も完成できない。立派な人間にはなれない――こう言うのである。
この言葉どおりの人生を、牧口先生は歩まれた。戸田先生も、そうであった。そして私もまた、そうである。戸田先生から、徹底して厳しく鍛えられた。幾多の苦難を乗り越えてきた。
だからこそ、学会は世界的になったのである。

これまで、苦難を避ける、ずるい人間もいた。自分の利益しか考えない。そのくせ威張る。あげくは師匠さえも″飾り″にして利用する。それは全部、信心なき、陰謀の人間たちであった。

難を乗り越えて、仏になれる。「難こそ誉れ」。これが仏法者である。
その深き魂を忘れて、″口先でうまく言っておけばいい″と要領に走り、格好だけつける――そんな惰弱な学会をつくりたくない。否、断じてつくってはならない。

ホール・ケインは、小説『永遠の都』のなかでつづっている。
「苦しみを甘んじて受け、耐え忍んで強くなってきた人間こそ、この世でいちばん強い人間なのだ」(新庄哲夫訳、潮出版社)

苦難に打ち勝った人が真の勝利者である。これが真実の学会の同志の姿である。
ともあれ、学会には、ありとあらゆる試練と苦難を勝ち越えてきた金剛不壊の三代の「師弟」がある。この「師弟」があったから、広宣流布の土台ができた。