投稿者:河内平野 投稿日:2014年 9月12日(金)13時38分0秒
河内
「こんばんわぁ~」
老兵
「おおーッ! かわっちゃん、入って入って」
河内
「えらい、上機嫌ですやん。なんかエエことあったんですか」
老兵
「そやねん。おお有りやぁ~ 今度なぁ 大誓堂いけることになってん」
河内
「へぇーッ ! そら良かったですやん。おめでとうございます」
老兵
「かわっちゃん、わし 今まで生きててよかったわぁ あんな立派な所行けるなんて夢みたいや」
河内
「あっははは、そう言わんと長生きして 何回も行きましょうよ」
老兵
「でもわし、いっぺんも東京の本部なんか 言った事ないから うれしいねん」
河内
「おとうちゃんの人生、 苦労の連続やったもんね。笑」
老兵
「そうやねん、わし貧乏で貧乏で天王寺界隈でルンペンしてたやろ。そんな時折伏されて、立ち直った人生や。だから、その恩返しに わしが金使うよりも先生に使ってもらうほうが広宣流布が進む思もて、必要最小限のお金だけ取って、全部財務してきてん。だから今でもぜんぜんカネないねん。笑」
河内
「おとうちゃんは、河内の教科書や。本物の弟子の見本みたいなモンや。困ったことがあったらいつでも言うてや」
老兵
「いっつもすまんなぁ ありがとう。わしも かわっちゃんの御書講義聞いてたらやる気出んねん。わし 勉強ぜんぜんアカンから」
河内
「ところで おとうちゃん 東京まで無事 行けるぅ ! 笑」
老兵
「うん、いっしょに行く人がおるから連れてってもらうねん。かわっちゃん、お願いあんねんけど・・・・」
河内
「なになに、どうしたん ?」
老兵
「背広一式貸して わしな 大誓堂行った時に御供養したいねん。だから節約 節約やぁ 笑。 電車代もあるし カッコエエ背広もってないから かわっちゃん 貸して~やぁ~」
河内
「ホンマ おとうちゃんは財務の鬼やなぁ~ 笑。 オッケー オッケー、そしたら おとうちゃん 河内の家で 一緒にご飯食べにおいで~なぁ~。その帰りに背広持って帰って」
老兵
「いつもすまんなぁ かわっちゃんはまだ若いねんから、これからの学会頼むでぇ~。笑」
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この老兵は、家族もなく 今でも四畳半六畳の風呂なしアパートに住んでいる。
生活は清楚。家で内職。アパートの住人とは全員仲良し。
少ない金を工面して、週一回アパートの住人を家に招き「池田先生のビデオ」鑑賞会を開催する老兵。
この偉大な名も無き庶民に、河内は何も言えない。 言えば悲しむ。 あまりにもかわいそうだ。
しかし、河内はこの平凡な老兵に「学会頼むでぇ~」と言われた。
このような人が全国にはたくさんいると思う。
断じて、学会に巣くう悪を叩きだしてみせる。