投稿者:京都乃鬼 投稿日:2019年 4月16日(火)09時33分33秒   通報
京都乃鬼新聞
2019-4-15

特別企画
=妙法の万葉を紡ぐ=

「妙法の万葉集」(友岡雅弥氏の証言編)

第13回(※印は弊社解説)

ま、そういことで、丹治という男は、宗門座談会を利用して先生を動かしたと言えるでしょうね。

先生は、本当に人が良すぎるぐらいに良い方なんですよ。

だからこう言うと誤解を招くかも知れませんが、先生はある意味では、側近幹部の育成に失敗したのかも知れませんね。

原島や山友なんかもそうですが、彼らは上手に先生の庶民感情や正義感につけ込んで、先生の全面的な信頼を勝ち取ったんです。

そして先生を騙し陥れた。当然ですが、先生は全く悪くない。
先生は真っ白な心なんです。だから直ぐに相手を信頼しちゃうんですよ。

ま、話を戻して、先程も言いましたが、先生が
「宗門はこんなこともしていたのか!この記事を皆に見せなさい!」と言うと、

それを長谷川さんがこれを持ってきて、いろんな幹部に対して
「丹治君の言うことを全部きくんだ!」とやるんです。

結局、丹治は単なる編集局長だけではなく、信濃町(※創価学会本部)の上の方にも君臨していましたね。佐藤浩とともにね。

例えば社説なんかに“平和”とか”人権“とか、誰か記者が書くと、何故か丹治に査問されるんです。

「それは、先生が宣伝のために使う言葉だ!池田先生は、平和とか人権とか大っ嫌いなんだ。
先生は弱い人間なんか大っ嫌いだよ!」というのが丹治の口癖であり信条だったからなんです。

なぜかといえば、先生は丹治個人に対して「負けてはいけない!もっと強く行くんだ!」と指導されていたんですね。

丹治への個人指導なのに、それを彼は曲解したのか、敢えて彼がそうしたのかは分かりませんがね(笑)

実はこのように先生の指導が曲解された例は頻繁にあるんです。

面白い話があります。

かつて池田先生から「百六箇抄」講義を受けて副会長になった一人に滝本さんと言う方がおられたんです。

京大を出て建築関係の仕事をして、統監も担当された事もあったんですが、

その滝本さんが定年になって、ご家族の一人の方がフィリピンに行くことになり、一緒に行く事の報告を先生と会食した席でされたんです。

そこには滝本さんの他に、西口さんたち方面幹部も同席していたんですが、滝本さんが「これからフィリピンに行って、無役職で、一会員としてやっていきます」と報告した。

すると先生は「滝本、えらいなー」と言ったあと、「フィリピンはいいなー、選挙がなくて。選挙は福運を消すんだよ」と仰った。

で、パッと西口さんの方を向かれて、当時少し心臓を病んでいた西口さんに、「お前は選挙を戦っていないから病気になるんだ」と言われた。

一見180度反対のことを言われた。これが先生なんです。

つまり、西口さんがやっていたのは、会員を集めて、号令かけて、票読みをして、分析するだけ。

しかし、先生が言われる西口さんがするべき選挙活動というのは、先生が昭和31年、32年にやった、自転車に乗って、バイクの後ろに乗って、一軒一軒、激励に回る。
それをやれということだったんですね。

西口さんという人は選挙が大好きで、今までやりすぎるほど選挙をやり、選挙と財務でのし上がった人です。

その西口さんに「選挙をやれ!選挙を戦わなかったら病気になるよ」と言われたのは、
一人一人の所に行きなさいという意味だったんですね。

それを西口さんは関西へ戻って、県長会議で「選挙を戦わないと病気になる」と指導してしまった(笑)

それをまた婦人部幹部が広める。
全く違った意味で先生の言葉が利用されちゃう。
こういうことが頻繁にあったんですよ。

つづく

提供は
敵からは恐れられる
味方からも怖れられる
京都乃鬼新聞社でした

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おにゆり乃
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