投稿者:匿名希望 投稿日:2017年 2月18日(土)15時13分13秒   通報
【創立78周年記念最高協議会でのスピーチ 2008-11-14】

牧口先生は、よく語っておられたという。

「人生には、何回か、必ず試練の時がある。その時が一番、大事である。そういう時にも、生きて、生きて、生き抜くのだ。
弱気を出してはいけない。そうすれば、必ず、人生の春が来る」

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山岡荘八氏は小説『徳川家康』の中で綴っている。
「人間は、健康でありすぎたり、得意すぎたりする時にも警戒を要するのだが、疲れたおりの消極性もまた厳に戒めなければならない」

もちろん、疲れた時に休養を取ることは大切だ。しかし、心まで退いてはしまってはいけない。

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私は戸田先生の指導を大事に記録し、残してきた。
まだ、カセットテープさえない時代である。学会本部にも、十分な機材はなかった。

私は自分で録音用の機材を手配して、後世のために、先生の教えを記録した。そういう弟子だった。妻も戸田先生の指導を筆記して残した。

一つ一つの戦いが、どれほど大変だったか。何もないところから、すべてをつくりあげていったのである。
こうした苦労も知らないで、できあがった組織のうえに乗っかって、威張る。自分は特別だとカン違いして、ふんぞり返る。そんなことは絶対にあってはならない。

【創立78周年記念最高協議会でのスピーチ 2008-11-14】