投稿者:寝たきりオジサン 投稿日:2016年11月10日(木)07時25分28秒   通報
TV番組
「人間・池田大作」
への、大いなる反響

池田SGI会長ご夫妻への
インタビューで感じた、その魅力と素顔
木村恵子さん きむらけいこ●ジャーナリスト
木村恵子さんがロサンゼルスの地で、池田SGI会長の「私の世界交
友録」をラジオの朗読番組として制作しはじめて3年め。これまで、こ
の番組は全米50州のうち16州で放送されている。

「視聴者から、『池田大作さんというのは、いったいどういう人なんで
すか』という声が多く寄せられるので、池田先生という人を映像化して
みたいなと、ジャーナリストの血が騒ぎまして」
★ 21回も書き直した ナレーション原稿
今回のドキュメンタリー番組「人間 池田大作」は、木村さんのそう
した思いが実を結んだものだ。生い立ちから、長兄の戦死と母親の悲し
み、創価学会第三代会長就任、日中国交回復実現に向けての行動、周恩
来首相、コスイギン首相、ゴルバチョフ大統領等との交流といった具体
的エピソードを通じて、池田SGI会長がいかに世界平和の実現と人権
の確立に向けて尽力しているかを、現地取材による貴重な映像も交えな
がら描いている。

「タイトルどおり、一人の人間として池田先生を描いていますが、池田
先生があまりに大きく深い方ですから、『これでよし!』という段階ま
でなかなかいかないんです。あれも出したほうがいいのでは、このこと
を忘れていた……といったぐあいで、放送時間ギリギリまで編集作業が
続きました。テレビというのは、映像がそのまま受け取られるので、緊
張感がちがうんですね。ナレーションの原稿なんか、21回も書き直しま
した。最終稿があがったのは当日の朝です。放送日の直前1週間は、ス
タッフ一同、毎日20時間くらい仕事をしていましたから。

制作にたずさわって一番うれしかったのは、番組の最後に出てくるん
ですが、池田先生が、『まず一人の人間革命です。道が遠く、地道であ
るようですが、一人ひとりに、平和の種、幸福の種、信頼の種、人間ら
しい本当の人間の種を植えていくことが、21世紀の運動だと思うので
す』とおっしゃったことです。私自身がふだん思っていることを言って
いただいたので、胸がキユンとなりました」

番組には、池田SGI会長とのインタビューが随所に織り込まれてい
るが、そこには香峰子夫人も同席している。

「奥さまがご一緒してくださったのが本当によかったです。本当に素敵
な方ですね。笑顔がやさしくて、昭和35年5月3日、池田先生が創価学
会の会長に就任されたその日、『今日は池田家のお葬式です』とおっし
ゃったというのですが、当時奥さまは20代、その若さで、よくそこまで
決意されたなと思いました 女性の強さを感じるとともに、そういう奥
さまがいらしたから、池田先生の今日があるのだろうなと。池田先生が
インタビューの中で、奥さまに向かって『お世話になりましたですね』
と、頭を下げながらおっしゃる場面があるのですが、それがなんともか
わいくて」
★ 予想をはるかに超えた反響の数々
放送が終わったあと、テレビ局には予想をはるかに上まわる反響が寄
せられた。批判的なものももちろんあったが、大多数は好意的な内容だ
ったという。

「電話が殺到してパニック状態になりました。『池田氏の宣伝番組だと
思ったら、そうではないので驚いた』『創価学会アレルギーでしたが、
自分で定めたことには責任を持って前へ前へと挑戦している池田氏の姿
を見て、拍手を送りたいと思った』『創価学会に限らず、宗教は大嫌い
たが、番組を見て、まずいなと思った。これだけ見ていたら、自分も創
価学会に入りたくなってしまう。でも、自分は宗教は嫌いなので、これ
からも違う形で、池田大作氏を勉強して、ファンになりたいと思う』な
ど、会員以外の方からの声がとくにおもしろかったです。皆さん、日本
のマスコミが伝えている池田先生や創価学会しか知らなかったようです
ね。

これは、やはりマスコミの責任ですよ。日本には、池田先生の本当の
姿を伝えようとする人がいませんもの。自分の意見を持っていないので
はないかという気がします」

1時間半のインタビューではあったが、実際に池田SGI会長に接し
た木村さんの言葉だけに、重みが感じられる。
★ インタビユー終了後の池田先生
「インタビューが終わったあと、池田先生は、機材やコードがゴチャ
ゴチャになっていて、足の踏み場もないところを縫うようにして、私た
ちはもちろん、カメラマンや照明、次の間にいた音響担当にまで、スタ
ッフ一人ひとりに、『ありがとう』『ご苦労さま』と、真心を込めてお
礼を述べておられました。これまで各界の著名人を何人も撮影してきた
ベテランのカメラマンも、これには驚いていました。あるスタッフは、
番組をつくる前には創価学会に対して厳しい見方をもっていましたが、
この収録を通して大きく見方を変えられました。

実際に足を運び、自分の目で見て初めてわかることのほうが多いのに、
意図的かどうかはわかりませんが、そうした取材をしないまま無責任な
報道をしているマスコミには首をかしげざるをえません。

でも私は、自分で『正しい』と感じたことをストレートに伝えるのが
ジャーナリストの使命だと思っています。私の仕事を見て、『よかっ
た』と思ってくれる人が1人でもいてくれたらいいと。ですから、今回
の反響の素晴らしさに、『やった!』と喜んでいます。これからも私は、
このスタイルで通していくつもりです。誰から何を言われようが平気で
すから」

取材・文 岩中祥史 撮影 岩井清子

P R O F I L E
きむらけいこ 電通勤務の後、結婚退職。2男1女の母。
39歳で職場復帰。フリーでテレビ朝日、FM東京を経て、
アメリカ・ロサンゼルスにてLAリスニングなどの番組を制作。
朗読番組「私の世界交友録」が全米で大きな反響を呼ぶ。
今回のテレビ番組「人間 池田大作」では総合プロデューサ
ーとして指揮をとった。

OCTOBER 1999 「pumpkin」より