投稿者:寝たきりオジサン 投稿日:2016年10月 8日(土)21時39分14秒   通報
[新時代建設めざし盤石の体制]
[楽しく誠実に折伏]
[満を持し記念総会へ]
[第87回四月度本部幹部会]

会長就任満七年の記念総会を、三日後にひかえた三十日午後、
第八十七回本部幹部会が、東京・九段の日本武道館で行われた。
このさい、池田会長からは

「皆さん方の力によって、この七年間、
りっぱに広宣流布の前進への指揮をとることができました。
つぎの七年へも、元気に指揮をとってまいります。」

など、十六分間にわたって指導があった。
このほか、総務三人、同待遇二人、青年部長の交代をはじめとする
大幅な本部人事が発表され、輝かしい七年の冒頭である五月度は、
班一世帯の折伏をもって前進することも打ち出されるなど、
新時代開幕への盤石な体制が整い、それを迎える心構えが徹底された。
聖教新聞 1967 昭和42年5月1日(月曜日)付 3面(2版)

[池田会長の指導 四月度本部幹部会から]
[勇躍、広布へ進もう]
[学会は皆の力で発展]

一、この七年間、ほんとうにありがとうございました。
おかげさまで、七年間りっぱに広宣流布の、
大きい勝利の足跡を残すことができ、感謝にたえません。(拍手)

本部総会のまえの本部幹部会では、
会長就任の賛否を聞くことにしております。
つぎの七年間の会長も私が務めるようにという人は手を上げて下さい。
(全員が手を上げる。拍手)

よくわかりました。皆さん方はうれしいかもしれませんが、
私にとってはたいへんなことです。それだけは知ってください。(笑いと拍手)

しかし、創価学会の指揮をとらねばならない宿命を自覚し、
また、皆さん方からの強い要望であれば、私もやらねばならない。
元気で指揮をとってまいりますから、よろしくお願いします。(大拍手)

この七年間、皆さん方はひじょうにがんばってくださった。
私がずいぶんがんばったように賛嘆してくれますが、
私にはそんな力はありません。私も真剣に戦いました。
しかし、あくまで皆さん方幹部の功績であり、心からお礼を申し上げたい。(拍手)

私は名もないノリ屋のむすこです。
地位も名誉もなにひとつない裸一貫の人間です。
御本尊によって、これだけ多数の方々に尊敬され、世界一の幸福者です。
うぬぼれているわけではありません。
もしろ、申しわけない思いであり、
皆さん方の期待にこたえなくてはいけないという気持ちでおります。

私どもは、ともに大聖人の弟子であり、家来であり、子供です。
そうであるから、末法万年の救世主である日蓮大聖人のご聖訓を
虚妄(こもう)にしないために、つぎの七年間も、
私といっしょに進んでいただきたいと思います。(拍手)

じつをいうと、私はあまりからだがじょうぶではありません。
皆さん方は、ご存じなかったと思いますが、
とくにこの半年間は、いちばんつらかった。
それが最近になって、どうやら一歩脱皮して、
つぎの七年間、皆さん方とともに、さらに生命力を発揮して
指揮をとっていける自信がついたのであります。(拍手)

しかし、私が元気だからといって、
私一人に任せる行き方は誤りです。
したがって、私は一歩下がるようにしながら、
最大多数の幹部が成長して、責任をもって、
広宣流布のために勇躍、進んでいっていただきたい。
その姿を見るのが、いちばん私の喜びであることを知ってください。(拍手)
一、こんどの選挙はよく戦いました。
九六パーセントにおよぶ当選率を示したことは、
ほんとうにたいしたものです。

とくにうれしいことは、地方の選挙において大勝利を得たことであります。
いままでは学会の伝統として、在京が中心となって、
全国を指導し、リードしてきた。ところが今回は、
とくに地方が大きく成長して、各地で全員当選を示した。
むしろ東京の方が結果がおもわしくなかった。

こんどは東京の首脳部は、あまり大きな顔ができない(笑い)。
これで在京も地方も平等になった・・・・・(笑いと拍手)。
私はぜんぶ公平でありますから、
東京に反感をもつわけではありませんが(笑い)。
地方の人はいろいろな面でこれまでかわいそうだった。
それが、大きく伸びたことは、新時代の到来を告げるものであると思うのです。(拍手)

ここでいえることは結局、学会は、
全体の幹部の力で発展しているということです。
一部分の幹部の力や企画ではない。私の力でもない。
また、そうあってはならないと思う。私は、いままでも、
このような大構想でまいりましたし、これからもさらにその意義を徹底して、
指揮をとってまいりますから安心してください。(拍手)
一、皆さん方を代表して五月中旬から、
ハワイの寺院の入仏式、ならびにエチワンダの新寺院の入仏式に
猊下をご案内して行ってまいります。
また、パリの会館の入仏式にも行ってまいります。(拍手)

いま正本堂建立をめざして、いろいろと構想を練っており、
また企画を立てております。しかし、結局は、これまでの選挙や、
その他の様相からみましても、
発展していく活動の根本は折伏しかありません。

[折伏は楽しく礼儀正しく誠実もって]
すでに学会は、日本の人口の一割の基盤があります。
悲壮感で折伏する必要はありません。
楽しく、礼儀正しく、誠実に、親切に、一歩一歩、
折伏のコマを進めていきたいと思います。

折伏は、いま進めておいたほうが、
将来のためにかならずよい結果をもたらすことは間違いありません。
五月は折伏を実践しておきたいと思います。

折伏を行えば、歓喜もわき楽しい。目標としては、
班一世帯とさせていただきたいと思いますが、どうでしょうか(拍手)

六月には教学の試験がありますから、指導の月といたします。
つぎに、七月と八月には、同じく班一世帯ぐらいの折伏を行い、
九月は若干の人事の変更を行って新体制を整えるので指導の月。
つづいて十月、十一月はゆっくりするために指導の月とする。
こういう一年間の構想が、昨日の本部長会ならびに理事会で
決定をみております。(拍手)

ともあれ、べつに窮屈に考えることなく団結して臨み、
たしかに創価学会があらゆる面で、一歩前進したといえる証拠だけは、
つくってまいろうではありませんか。(拍手)

[“前三後一”の原理で]
[力をたくわえ次の七年へ]
一、会長就任満七周年を迎えまして、
皆さん方が功徳をうけたか、うけなかったのかが心配でありますので
お聞きしますが、功徳をうけましたか(拍手)。
それで安心しました。

なお、地区部長さん、班長さん、班員の方々に
「ほんとうにありがとうございました。」と、
会合等があったさいに、かならずご伝言くださるよう、お願いいたします。

いまゴールデン・ウイークが始まっておりますが、
どうか、じゅうぶんに休養をとってください。
幹部は多少、つぎの前進のための準備があるかもしれませんが、
五日ぐらいまではお祭りとして、ゆっくり休養をとってください。

そして満を持して“前三後一”の原理にしたがって前進してまいりましょう。
すなわち、獅子は三歩進んで一歩下がり、構えるといわれている。
学会も、一年間の戦いのリズムを前三後一で進めていきます。

いま七年間の終わりにさいしても、一歩下がって力をたくわえ、
満を持してつぎの七年に獅子王の姿で進んでいくのが正しいのではないかと思うしだいです。

この数日間、どうか思うぞんぶん、
ご家庭でだんらんしていただきたいことをお願い申し上げて、
私の話とさせていただきます。ご苦労さまでした。(拍手)