投稿者:赤胴鈴之助 投稿日:2016年 7月30日(土)02時52分53秒
しじょう、きんごどの、ごへんじ、
ふかしゃく、しょりょうじ、
しっぴつ 、けんじ、さんねん、ふみつき。ごじゅうろくさい 、p1163。
こつき、にじゅうごにちの、おんふみ、どうげつのにじゅうしちにちの、とりのときに、きたりてそうらう、おおせくださるるじょうと、また、きしょう、かくまじきよしの、ごせいじやうとを、みそうらへば、うどんげのさきたるを、みるか
しゃくせんだんの、ふたばになるをえたるか。
めづらし、かうばし、さんみょう、ろくつうを、えたまううえ、ほけきょうにて、しょち、しょじゅうに、のぼらせたまへる、しょうかの、だいあらかん、とくむしょうにんの、ぼさつなりし、しゃりほつ、もくれん、かしょうなどだにも、しゃばせかいの、まっぽうに、ほけきょうを、ぐずうせんことの、たいなん、こらへかねければ、かなふまじきよし、じたいそうらいき。
まして、さんなく、みだんの、まつだいのぼんぶ、いかでか、このきょうの、ぎょうじゃとなるべき、たとい、にちれんいちにんは、じょうもく、がしゃく、あっく、おうなんをも、しのぶとも、さいしを、たいせる、むちのぞくなんどは、いかでかかかなうべき、なかなか、しんぜざらんはよかりなん。
すへ、とをらず、しばしならば、ひとに、わらはれなんと、ふびんに、をもひそうらいしに、たびたびのなん、にかどのごかんきに、こころざしを、あらはしたまうだにも、ふしぎなるに、かく、をどさるるに、ふたところのしょりょうを、すてて、ほけきょうを、しんじ、とをすべしと、おきしょう、そうろうこといかにとも、もうすばかりなし。
ふげん、もんじゅなどなを、まつだいは、いかんがとほとけ、おぼしめして、みょうほうれんげきょうの、ごじをばじゆ、せんがいのじょうしゅ、じょうぎょうなどの、よにんにこそ、おおせつけられてそうらへ。
ただごとのこころを、あんずるに、にちれんがみちを、たすけんと、じょうぎょうぼさつ、きへんの、おんみにいりかはらせたまへるか、また、きょうしゅしゃくそんの、おんはからいか。
かの、みうちのひとびと、うちはびこって、りょうかん、りゅうぞうが、はからひにてや、ぢやうあるらん、きしょうを、かかせたまいなば、いよいよ、かつばら、をごりて、かたがたに、ふれもうさば、かまくらのうちに、にちれんがでしなど、ひとりもなく、せめうしなひなん。
ぼんぷの、ならひ、みのうえは、はからひがたし、これを、よくよく、しるを、けんじん、しょうにんとはもうすなり、とおきをば、しばらくをかせたまへ、ちかきは、むさしのかうどの、りょうしょをすてて、にゅうどうになり、けっくはおおくの、しょりょう、なんにょのきうだち、ごぜんなどを、すてて、ごとんせとうけたまる。
とのは、こなし、たのもしき、きょうだいなし、わづかのにしょの、しょりょうなり、いっしょうは、ゆめのうえ、あすをごせず、いかなるこつじきには、なるとも、ほけきょうに、きずをつけたまうべからず。
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されば、おなじくは、なげきたるけしきなくて、このじょうに、かきたるが、ごとく、すこしも、へつらはず、ふるまいおおせあるべし、なかなか、へつらふならば、あしかりなん。
たとひ、しょりょうを、めされ、おいだしたまうとも、じゅうらせつにょの、おんはからいにてぞ、あるらむと、ふかくたのませたまうべし。
にちれんは、ながされずして、かまくらにだにも、ありしかば、ありし、いくさに、いちじょううちころされなん、これもまた、みうちにては、あしかりぬべければ、しゃかぶつの、おんはからいにてや、あるらむ。
ちんじょうは、もうしてそうらへども、また、それにそうは、そうらへども、あまりの、おぼつかなさに、さんみぼうを、つかはすべくそうろうに、いまだ、しょろうきらきらしくそうらはず、そうらへば、どうじに、このごぼうを、まいらせそうらう。
だいがくのさぶろうどのか、たきのたろうどのか、ときどのかに、いとまに、したがいて、かかせてあげさせたまうべし。
これは、あげなば、こときれなむ、いたう、いそがずとも、ないないうちを、したため、またほかの、かつばらにも、あまねく、さはがせて、さしいだしたらば、もしや、このふみ、かまくらないにも、ひろうし、かみへも、まいることもやあるらん、わざはひのさいわいはこれなり。
ほけきょうの、おんことは、いぜんにもうしふりぬ、しかれども、しょうじこそ、ぜんよりは、をこてそうらへ、だいじになりぬれば、かならずだいなる、さはぎが、だいなるさいわいとなるなり。
この、ちんじょう、ひとごとに、みるならば、かれらが、はぢあらわるべし、ただひとくちに、もうしたまへ、われとは、みうちをいでて、しょりょうを、あぐべからず、かみより、めされ、いだむさは、ほけきょうの、おふせ、さいわいとおもうべしと、ののしらせたまへ。
かへすがへす、ぶぎょうにんに、へつらう、けしきなかれ、このしょりょうは、かみよりたびたるにはあらず、だいじのごしょろうを、ほけきょうのくすりをもつて、たすけまいらせ、たまいてそうらう、しょりょうなれば、めすならば、ごしょろうこそ、またかへりそうらはむずれ、そときは、よりもとに、おんたいじやうそうらうとも、もちひまいらせ、そうらうまじくそうらうと、うちあて、にくさうげにて、かへるべし。
あなかしこ、あなかしこ、おんよりあひあるべからず、よるは、ようじん、きびしく、よまわりのとのばら、かたらいて、もちひ、つねには、よりあはるべし、こんど、みうちをだにも、いだされずばじゅうに、きゅうは、うちのもの、ねらひなむ、かまへて、きたなきしにすべからず。
けんじ、さんねん、ひのとうし、ふみつき
にちれん かおう
たいごう しじょうきんご。