投稿者:赤胴鈴之助 投稿日:2016年 7月28日(木)02時37分0秒
うえのどのごしょうそく
しとく、しおんごしょ。
しっぴつ、 けんじ、がんねん、54さい。p1526。
さんぜのしょぶつの、よにいでさせたまいても、みなみな、しおんを、ほうぜよととき、さんこう、ごてい、こうし、ろうし、がんかいなどの、いにしえの、けんじんは、しとくを、しゅうせよとなり、しとくとは、ひとつには、ふぼにこうあるべし、ふたつには、しゅに、ちゅうあるべし、みっつには、ともにあうて、れいあるべし。 p1527
よっつには、おとれるにあうて、じひあれとなり。
ひとつに、ふぼに、こうあれとは、たとひ、おやは、ものにおぼえずとも、あしさまなることを、いうとも、いささかも、はらもたてず、あやまるかおをみせず、おやのいうことに、いちぶも、たがへず、おやによきものをあたへんと、おもいて、せめてすることなくば、いちにちに、にさんど、えみてむかへとなり。
ふたつに、しゅにあうて、ちゅうあるべしとは、いささかも、しゅに、うしろめたなき、こころあるべからず、たとひ、わがみは、うしなはるとも、しゅには、かまへて、よかれと、おもうべし、かくれての、しんあれば、あらはれての、とくあるなりとうんぬん。
みっつには、ともにあふて、れいあれとは、ともだちの、いちにちに、じゅうど、にじゅうど、きたれるひとなりとも、せんり、にせんり、きたれるきたひとのごとくおもふて、れいぎいささか、をろかに、おもうべからず。
よっつに、おとれるものに、じひあれとは、われより、おとりたらんひとをば、わがこのごとく、おもいて、いっさいあわれみ、じひあるべし、これをしとくとういなり。
かくのごとく、ふるまうを、けんじんとも、しょうにんとも、いうべし、この、よっつのことあれば、よのことには、よからねども、よきものなり、かくのごとく、よっつのとくを、ふるまふひとは、げてんさんぜんかんを、よまねども、よみたるひととなれり。
ひとつに、ぶっきょうの、しおんとは、ひとつには、ふぼのおんを、ほうぜよ、ふたつには、こくしゅのおんを、ほうぜよ、みっつには、いっさいしゅじょうの、おんをほうぜよ、よっつには、さんぽうのおんをほうぜよ。
ひとつに、ふぼのおんをほうぜよとは、ふぼのせきびゃく、にたい、わごうして、わがみとなる、ははのたいないにやどること、270にち、くかつきのあいだ、37どしぬるほどの、くるしみあり、うみすおととき、たへがたしとおもひ、ねんずるいき、いただきよりいづる、けむり、ぼんでんにいたる、さてうみおとされて、ちちをのむこと、180よこく、さんねんがあいだは、、ふぼの、ひざに、あそぶひととなりて、ぶっきょうを、しんずれば、まづ、このちちと、ははとのおんを、ほうずべし。
ちちのおんのたかきこと、しゅみせん、なおひきし、ははのおんの、ふかきこと、たいかい、かえって、あさし、あいかまえて、ふぼのおんをほうずべし。
ふたつに、こくしゅのおんを、ほうぜよとは、うまれて、このかた、えじきのたぐひより、はじめて、みなこれ、こくしゅのおんをえて、あるものなれば、げんせあんのん、ごしょうぜんしょと、いのりたてまつべし。
みっつに、いっさいしゅじょうの、おんをほうぜよとは、されば、むかしは、いっさいのおとこは、ちちなり、おんなは、ははなり、しかるあいだ、しょうじょうせぜに、みなおんあるしゅじょうなれば、みな、ほとけになれと、おもふべきなり。
よっつに、さんぽうのおんを、ほうぜよとは、さいしょじょうどうの、けごんきょうを、たずぬれば、きょうも、だいじょう、ほとけも、ほうしんにょらいにて、まします、あいだ、にじょうなどは、ひるのふくろう、よるのたかのごとくして、それをきくといへども、みみしゐ、めしいの、ごとし。
p1528
しかるあいだ、しおんを、ほうずべきかとおもふに、にょにんを、きらはれたるあいだ、ははの、おんほうじがたし、つぎに、ほとけ、あごん、しょうじょうきょうをときたまいしこと、12ねん、これこそ、しょうじょうなれば、われらが、きにしたがふべきかと、おもへば、おとこは、ごかい、おんなは、じゅつかい、ほっしは、250かい、あまは、ごひゃくかいを、たもちて、さんぜんのいぎをぐすべしと、ときたれば、まつだいの、われら、かなふべしとも、おぼえねば、ははのおん、ほうじがたし、いわんや、このきょうにも、きらはれたり、ほうどう、はんにゃ、よんじゅうよねんのきょうきょうに、みなにょにんをきらはれたり、ただてんにょ、じょうぶつきょう、かんきょうなどに、すこし、にょにんのとくどうの、きょうもんありといへども、ただ、なのみあって、たからなきなり、そのうえ、みけんしんじつの、きょうなれば、いかんが、ありけん、よんじゅうよねんの、きょうきょうに、みなにょにんを、きらわれたり、また、さいごに、ときたまいたる、ねはんきょうにも、にょにんを、きらはれたり、いずれか、しおんを、ほうずる、きょうありと、たずぬれば、ほけきょうこそ、にょにんじょうぶつする、きょうなれば、はちさいの、りゅうにょ、じょうぶつし、ほとけの、おばきょうどんみ、やしゅたらびくに、きべつにあづかりぬ、されば、われらが、ははは、ただにょにんの、ていにてこそ、そうらへ、ちくしょうにも、あらず、じゃしんにも、あらず、はちさいの、りゅうにょだにも、ほとけになる、いかんぞ、このきょうのちからにて、わがははの、ほとけに、ならざるべき、されば、ほけきょうを、たもつひとは、ちちと、ははとの、おんをほうずるなり、わがこころには、ほうずると、おもはねども、このきょうのちからにて、ほうずるなり。
しかるあいだ、しゃか、たほうなどの、じっぽう、むりょうの、ほとけ、じょうぎょう、ぢゆなどの、ぼさつも、ふげん、もんじゅなどの、しゃっけの、だいしも、しゃりほつなどの、しょだいしょうもんも、だいぼんてんおう、にちがつなどの、みょうしゅ、しょてんも、はちぶおうも、じゅうらせつにょなども、にほんこくじゅうの、だいしょうのしょじんも、そうじて、このほけきょうを、つよくしんじまいらせて、よねんなく、ひとすじに、しんこうするものをば、かげのみに、そふがごとくまもらせたまひ、そうらうなり、あいかまえて、あいかまえて、こころを、ひるがへさず、ひとすじに、しんじたまふならば、げんせ、あんのん、ごしょう、ぜんしょなるべし、きょうきょうきんげん。
にちれん かおう。うえのどの。
たいごう なんじょうときみつ。