投稿者:信濃町の人びと 投稿日:2016年 3月10日(木)18時42分53秒
善悪とは関係性です。立場が変わったり、根本的な思想が変われば善悪はひっくり変える。
また、ある時代に正しくても、時を経れば正しいとは限らない。
ここを間違うと大きな禍根を残します。
池田先生が人間革命で戸田先生と出会う座談会のシーンがあります。
あの場面で善悪の基準を尋ねています。
言うまでもなく戦争中は軍国主義です。国の為に戦い死ぬことが善であった。
戦後、戦争は悪いものと教えられた。
青年期の病弱な青年が正しい生き方を求めて戸田先生と出会うのです。
ストーリーではなく、1つの現象として捉えるならば。
人間革命のこのエピソードには、善悪の基準が時代とともに転倒する様が明確に書かれているのです。
かつて、15年くらい前に海外のメンバーが研修に来た際に池田先生に善悪の基準を質問しています。
池田先生はなんと答えたか。
それは一番難しい。難題だな。善悪の基準ほど難しものはない。
しかし、これだけは言える。
人を殺すのは悪です。と。(趣意)
当時、確か米国のテロ事件、ヨーロッパでの悲惨な内戦があるなど背景があり
海外のメンバーからの質問につながっていたと私は理解しています。
私が勝手に思っているだけですが・・・
おそらく、多様性万歳様は今まで正しいと考えてきた事がひっくり変えるような事態に少なくとも衝撃を受けてご自分で思索を重ねておられます。
これは、学会活動家の中でも真剣に未来の学会のありかたを考える人が
自問自答の中で同じように煩悶し、思索をされているのだと私は理解しています。
54年問題を今まで池田先生が明確にされてこなかったのは、実はこうした現実を受けいれる土壌がなかったからだと私は想像しています。
90年代の終わりになって、ようやく最高幹部10名が裏切ったと先生が発言。
勇退が辞任の表現に変わりました。
池田先生は2004年ごろから具体的に当時の最高幹部の悪をあばきだしています。
そして、2005年、最大の敵、矢野への追撃が始まりました。
2006年ごろより悪を徹底的に追及しろと指導。
2006年秋谷会長の突然の交代
2007年末ごろから以降、ご存じのとおり最高幹部、公明党、議員への相当な厳しい指導が繰り返されました。
このような変化がなぜ起きてきたのか。それは池田先生が自ら起こされているからと私は見ています。