投稿者:無冠 投稿日:2016年10月13日(木)00時16分53秒   通報
全集未収録のスピーチ144編の各抜粋(聖教新聞 2006.5~2010.4)を掲示します。

2010.2.6 【新時代第37回本部幹部会・創立80周年記念第3回全国青年部幹部会】

■ 一、どうかリラックスして、自由な気持ちで聞いてください。
私も、懇談的に話をさせていただきたい。
一、戦う青年部の幹部会、本当におめでとう!
〈「ありがとうございます!」と会場の青年部から勢いよく返事が〉
青年部がいてくれれば安心だ。
次の時代をつくるのは、青年部に決まっているのだから。
私も戦った。青年部時代、本当に師匠にお仕えした。
恩師・戸田先生の命を受けて、一番伸び悩んでいた支部を担当し、全国一の支部に押し上げたこともある。
学会は、そこから、ぐんぐんと前進していった。そして今日の学会となった。
真剣だった。必死であった。
私は「師弟不二」で勝った。
「大作は、名前の通り、大きく作るな」と先生は喜んでくださった。
わが青春の誉れの歴史である。

●豊作・豊漁を皆で祈ろう!
一、海外の同志の皆さん、本当に、ようこそ! 懐かしい同志とお会いできて、うれしい。ありがとう!(大拍手)
無冠の友(配達員)の皆さん、寒風の中、毎日、本当にありがとうございます! どうか、お体を大切に!(大拍手)
農漁村部の皆さん、尊い活躍、ご苦労さまです。今年も、豊作と豊漁を皆で祈りたいと思います!(大拍手)
音楽隊の皆さん、合唱団の皆さん、いつもいつもありがとう!
学会は、音楽隊の力強い演奏とともに、そして合唱団の明るい歌声とともに、きょうよりまた、一段と団結固く、威風堂々と大行進していこう!(大拍手)

●苦しみと楽しみの境はどこに
一、何のための「人生」であり、何のための「信仰」か──。
喜びに生きゆく人生。
苦しみに生きゆく人生。
悲しみに打ち砕かれていく人生。
不幸という縄に縛られて生きていく人生。
生き生きと勝ち抜いていく歓喜の人生。
人の生き方は、さまざまである。
社会が悪いからという理由もあるだろう。
一家が貧しいから、そうなってしまうということもあるにちがいない。
勝利の遊楽と、敗北の地獄の苦しみ──。
人生はさまざまである。境遇もさまざまである。
人生の成功と失敗、楽しみと苦しみの境は、いったい、何によるのか?
それは複雑であり、微妙である。
しかし、南無妙法蓮華経は、「絶対勝利」の法である。
「常楽我浄」の悠然たる長者の生命となりゆく仏法なのである(大拍手)。
南無妙法蓮華経を持《たも》つことは、いかなる財宝を持ち、大邸宅を持つよりも、ずっとずっと裕福なのである。
南無妙法蓮華経は、大宇宙の生命であり、根源の法である。それを唱えているのだから、何の心配もない。
日蓮大聖人の仰せには、絶対に嘘はないのである。
幸福と勝利のための我らの信仰であり、信心である。
永遠唯一の御本仏であられる大聖人の仏法の実体である。
我々は、この人生を、この大仏法とともに、悠然と勝利、勝利で進んでいこう。
何ものも恐れぬ「幸福街道」を、自分自身も、家族全体も、多くの友人とともに、生き生きと、はつらつと前進するのだ。
わが生命は、楽しむ一生を送るためにある。不幸という、悲しみ、苦しみ、敗北の人生には、絶対になってはいけないし、絶対にならないのだ。
これが妙法の信仰である。
これが宇宙第一の大聖哲・日蓮大聖人の教訓である。
何と偉大なことか。
皆、この人生を、楽しみ、勝ち抜いて、朗らかに、大満足して、価値ある一生を送っていこう! そのための仏道修行なのである(大拍手)。

●恩師の生誕百十周年に寄せて
一、今月十一日は恩師の生誕「百十周年」である。
戸田先生の指導を学びたい。
先生は言われた。
「歴史の歯車は、一瞬もたゆむことなく、前に前に前進してやまない。
青年よ、勇気と情熱で突破口を開け!
君たち青年がいるかぎり、学会は永遠に盤石である!」
青年がいるか、いないか。
その青年に力があるか、ないか。
これで未来は決まる。会社でも、国でも、全部、そうだ。
広布の未来も同じだ。すべて青年で決まる。これが根本法則である。

●社会のために 平和のために
一、若さこそ力だ。
戸田先生は、青年に大きな期待をして、こう語られた。
「一人の強き生命力が、他の人の生命に影響を与え、変えることができるのだ。この働きを、最も確実に推進する力が、妙法なのである」
正義を貫く青年の確固たる生命力こそが、相手の心を変える。社会を変えるのだ。
平凡に生きる人生。それもいい。
気ままに暮らす人生も、いいだろう。
しかし、瞬間瞬間。心は動く。宿命や乱世の波もある。心を強く、豊かにしていかなければ、一見、自由なようで、不自由な人生になってしまう。
根本的な人生の光、生命の勝利は、いったい、どこにあるのか。
それは、やはり、社会のため、世界のため、平和のために生きる中に輝きわたるものではないだろうか。
皆の幸福のため、連帯のため──そうした大目的の柱を持だなければ、独りぼっちで、あてどなく流浪するだけの人生で終わってしまう。
人のため、妙法という大法のため──この広宣流布の尊き使命に奮い立つ時、わが人間革命の劇が始まる。
大宇宙を動かし、三世永遠を貫く南無妙法蓮華経である。
題目を唱え、妙法にわが生命を合致させながら、絶対的幸福の軌道を、楽しく歩み抜いていただきたい。
青年部の皆さん、頼むよ!〈会場から「ハイ!」と返事が〉

●「根本の道」を忘れるな!
一、戸田先生は、最前線の“草の根”の集いを大切にされた。
若き友に、こう呼びかけられた。
「座談会に出て、学会活動の第一線に出て、妙法の力で、人々を救っていくのだ。何万人とも対話するのだ。広宣流布の組織を盛り上げるのだ。一生懸命、仕事をするのだ。足元をしっかり見つめて戦うのだ! そして、勝つのだ」
座談会に出ている人は?〈「ハイ!」と元気に皆が挙手〉
幹部から先頭を切って、座談会に参加しなくてはいけない。
男子部が勇んで座談会に出席する。そうしたら、会場にいる婦人部や女子部の皆さんも、「ああ、こんな立派な青年がいたのか」
「こんなに素晴らしい、若き指導者がいたのか」と感嘆する──そういう諸君であってもらいたい。
若い皆さんは、どうしても目先のことに心を奪われ、「今がよければいい」と思いがちだ。
それはそれで自由であるけれども、人生の根本の道だけは、忘れてはならない。
福運を積み、人を救い、平和をつくる根本の道を教えるのが、創価学会である。
だから今、創価の友は、世界中にいる。どんどん伸びている。
我らの平和・文化・教育運動への賞讃は、国を超え、あらゆる垣根を超えて、広がっているのである。
日蓮大聖人は、末法万年の未来を見つめておられた。少しも、あせることはない。
布石は、すでに打たれている。歴史の潮流は、人間主義へと向かっている。
それを深く確信し、大きな心で進んでいただきたい(大拍手)。

■ いわんや、我らには無敵の妙法がある。
社会の繁栄、民衆の幸福のための大言論戦に、「断じて勝つ」と決めて、祈ることだ。
誰かにやらせるのではない。自分が、わが身を惜しまず、戦い抜くことである。
不惜身命の精神で進め!──こう戸田先生は指導された。それが、大聖人の仰せであるからだ。
壮年は壮年らしく、青年は青年らしく、立ち上がっていくことである。
広布のために、何ができるか。日々、心を砕く。時間を捧げる。苦労をを買って出る。
そして、いざという時こそ、決然と、正義に生き抜く。これが大事だ。その覚悟が、わが境涯を大きく開いていくのである。
ともあれ、若い人もいれば、年配の人もいる。千差万別である。皆が伸び伸びと、
ゆえにリーダーは、皆が伸び伸びと力を発揮していけるよう、聡明な指揮をお願いしたい。
法華経に「衆生所遊楽」とある通り、我らは本来、楽しむために生まれてきた。たとえ年齢は重ねても、信心根本に、心晴れ晴れと広布に邁進していきたい
(大拍手)。

一、大聖人は釈を引かれ、法華経の行者の境涯と力用について、こう仰せである。
「横には十方世界(全宇宙)に遍くいきわたるから弘《ひろ》しといい、竪《たて》には三世にわたって法性の淵底(一切の諸法が拠りどころとする根本の真理)までも極めるから深しというのである」(御書571㌻、通解)
仏法は、大宇宙を貫く根本の法則である。その功力は、全世界、全宇宙をも包む。
どれほどすごいことか。身震いするほどである。
広宣流布の戦いに勝利する栄光は、永遠に不滅である。ゆえに今世を、断じて勝ち抜くのだ。

●庶民の誇り
一、2月の16日は、日蓮大聖人の御聖誕の日である。
大聖人は、安房国長狭郡東条郷の片海(現千葉県鴨川市の一部)の「漁師の子」として誕生された。御自身の出生について、誇りも高く宣言なされた。
「日蓮は、中央の都の者でもない。地方の将軍などの(有力者の)息子でもない。(都から)遠く離れた国の者であり、民の子である。そうした庶民の出身である日蓮が、日本国で、七百年以上もの間、ただの一人も、いまだ唱えられることのなかった南無妙法蓮華経を唱えたのである」(御書1332㌻、通解)
貴族でもなければ、富豪でもない。
大聖人は、本当の庶民の代表として、全民衆の幸福のため、仏法を説いてくださった。
だからこそ、あれほどの迫害を受けられた。
この大聖人に直結し、民衆の味方として戦う。これが、創価の三代の誉れである。

●仏のごとく敬え!
一、御本仏・日蓮大聖人は、健気に信心に励む、広布の母たちを徹して大切にされた。
「妙一女」と呼ばれる門下を、こう讃えておられる。
「女性の身として、たびたびこのように(即身成仏の)法門について尋ねられたのは、ひとえにただごとではありません。
教主釈尊が、あなたの身に入りかわられたのでありましょうか」(御書1262㌻、通解)
大聖人の慈愛あふれる御手紙に、妙一女は、どれほど励まされたことであろう。
無理解や反対を乗り越え、広宣流布のために、労苦をいとわず、真心を尽くして戦う女性が、いかに尊いか。
この方々こそが、仏と輝くのである。如来の使いである。
一番、尊貴なのは、創価の女性である。
一番、偉大なのは、広布の母である。
私たちは婦人部・女子部の皆様方を、仏のごとく大切にしてまいりたい(大拍手)。

●自分が変われ!
一、今、大事なことは、「幹部革命」である。今年から、これまで以上に、この一点に力を注きたい。
一人一人のリーダーが、さらに成長し、殻を破り、生まれ変わっていかなければ、新たな発展はない。未来は開けない。
広布に進む同志を、心から大事にするのだ。皆が仏になりゆくための学会活動である。
一人ももれなく、偉大な幸福境涯を開いていけるように、尽くしていくのだ。
戦いは、リーダーで決まる。その心に油断や慢心があってはならない。
どこまでも、皆のために勝つのである。
皆の心を信じ、本当に皆に喜んでもらえるような、皆が確信を持てるような指導をするのだ。
リーダーに、断固たる決意と行動がなければ、壁を打ち破る勢いは生まれない。
戸田先生は言われた。
「一つの方針を定めたら、それを貫く意志力を持て!
思い切って戦え!。
戦いには、突進力がなければならぬ」
誰よりも最前線に躍り出て、勇気の風を巻き起こす。それが広布の指導者である。
万年の歴史に残る、この創立八十周年。
今、各地で、新しき息吹のリーダーが「私は勝ちます!」と声高らかに叫び、走っている。本当にうれしい限りだ。
わが地域に、永遠に輝く創価城を、皆の力で築いていただきたい(大拍手)。

■ 民衆が、団結し、勇気をもって声をあげることだ。その時、歴史は変わる。
我らは今、新しい時代、新しい社会を築いているのだ。大変革の時である。何よりも、自分自身が、本気になって、人間革命しなければならない。
強くなることだ。
賢くなることだ。
健気な庶民を見下し、威張る人間を、戸田先生は絶対に許さなかった。「民衆を馬鹿にするな!」と激怒された。その峻厳さが。生命に巣くう魔性を打ち砕いていったのである。
心から民衆を敬え!
真に民衆のために戦え!──先哲の血涙をしぼる訴えを、指導者は、断じて永遠に忘れてはならない。

●広布の祈りは全宇宙に響く
一、戸田先生は語っておられた。
「宇宙を変化させる根本の生命力、これを名付けて、南無妙法蓮華経というのである。
この妙法が、自分の中にあるのだ。ゆえに、自分の望む方向に変化させていけるのは、当然のことである」
大難を勝ち越えられた大確信の言葉だ。
妙法の力は、はかりしれない。「一身一念法界に遍し」(御書247㌻等)と示されている通り、信心の一念は、全宇宙に通ずる。広布の闘士の祈りは、いかなる状況をも突き動かしていける。
たとえ一時は、祈りが叶わないように見えたとしても、徹して祈り抜くならば、必ず一番いい方向に行く。全部、意味がある。
三世永遠の幸福をつかんでいけることは絶対に間違いないのである。
先生は言われた。
「真の仏法を、日本に、世界に、広宣流布して、全民衆を救おうというのが、創価学会の大闘争である。 これに参加し、戦う我らこそ、真の大功徳を獲得できるのである」
大いなる誇りを胸に、喜び勇んで、創立80周年の大闘争を、晴れ晴れと勝ち抜いてまいりたい。

●それが私の一貫した祈りである。
一、弟子ならば、青年ならば、師匠の正義を叫び抜いていくのだ。
常に師匠のそばにいる──その心で仕える。一つ一つを、すべて師匠に報告する。私は、そうやって戦ってきた。
夜を徹して戸田先生をお護りしたこともある。陰の陰で、師匠を支え抜いてきた。そういう弟子だった。師弟だった。
青年部も、この魂を受け継いでもらいたい。
また、私は青年時代から、年配の方々を大切にしてきた。真剣に戦ってくださっている先輩方への感謝を忘れずにやってきた。
すべて、ありのままに伝えておきたい。

■ 一、幹部は、大誠実を貫くことだ。
第一線で頑張ってくださっている同志を心から讃えていく。尊敬する。最敬礼していく。
温かく包み込んでいく。そして小さなことを大事にする。
それが真のリーダーである。
戦いに勝ったら「本当に皆さんのおかけです」と、深々と頭《こうべ》を垂れて感謝していくことだ。特に男性は、女子部・婦人部への感謝を忘れてはならない。
また遠くから来られた人がいれば、「わざわざ本当にご苦労さまです」と讃えていくことだ。温かく歓迎することだ。
大切な大切な同志の皆様である。
同志に対しては、どこまでも優しく。皆にやらせるのではなく、自分が皆のかわりに苦労を引き受ける。皆に楽をさせてあげる。それが創価の指導者である。
このことを深く胸に刻んでほしい。「公平」と「正義」。私は、これを実行してきた。だからこそ、学会は世界的な団体となったのである。

■ 妙法に勝る正義はない。信心を根幹に、民衆のために、正しいことを断行するのだ。正義こそ最も強い力である。
この確信で進もう!
きょうは、ありがとう! あらためて、海外の友に拍手を贈りたい(大拍手)。
〈ここで名誉会長の導師で題目を唱えた〉
朗らかに人生を生きよう! 絶対に負けないでね! 全員で万歳をしよう!
〈正木理事長の音頭で「皆様の幸福、万歳」を三唱した〉
皆さん、きょうは本当にご苦労さま!
日々の奮闘に、心から御礼を申し上げたい。どうか、風邪などひかれませんように。
海外の皆さん、きょうは遠いところ、本当にありがとう!
お体を大切に! お達者で! ありがとう!(大拍手)