投稿者:大仏のグリグリのとこ 投稿日:2016年 6月27日(月)12時05分21秒   通報
そして大要、次のように答えています。

「竜樹の書いた大智度論にはこうある。

『もし衆生の眼を破り、えぐったり、正法を持って真実を見る眼を誹謗して破っても
罪にならない人は、死んで地獄に落ち、罪を終えて人と生まれて盲目となる。
また仏塔の中の火珠および灯明を盗むなどの前世の業因によって自身の眼の光明を失う』とある。

また、耳の聞こえない人の前世は、師匠や父の教訓を受けようとせず、聞いても実践しないで、
かえって怒り恨む。この罪によって耳が聞こえない人となる。

また、前世に他人の舌を切り、あるいはその口をふさぎ、毒を与えて口をきけないようにしたり、
あるいは師匠の教え、父母の説教を聞いて途中でさえぎる。

これは世に生まれて人となるが、唖(おし)になって物を言うことができない(趣意)」(同頁~)

と竜樹の説を紹介し、また

「前世に他人の坐禅を妨げたり、坐禅の道場を破ったり、呪術で人を祈り、
怒らせたり争わせたり婬欲(いんよく)を起こさせた者は、今世にはたくさんの悩みがあり、

それは深く厚く、ちょうどバラモンが田畑(財産)を失い、
妻が死んで即時に発狂し、裸体で走り出したようなものである。

前世で仏・阿羅漢・辟支仏の食物や父母親族の食物を奪った場合は、
たとえ仏の在世に生まれ合うことができたとしても、飢えや渇きの苦しみを受ける、
それは罪が重いためである。

前世に好んでムチや棒で人を打ち、拷問し、
拘束したりして種々に悩ませたために、今世に病苦となるのである。

前世に他人の身を傷つけ、頭を切り、手足を切り、種々に身体を傷つけ、
あるいは仏像を壊し、仏像の鼻や賢人聖人の像や父母の肖像を壊した者は、

その罪によって障害のある身となるのである。
また悪法を修行した報いとして、醜い身体に生まれる(趣意)」(御書四三一頁)とあります。

・・・・つづく(たぶん夕方)